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参議院選挙!!

年を重ねるごとに仕事が忙しくなる。5,6年前はなぜあんなに暇だったのか……。

それはさておき、7月10日は参議院選挙。盛り上がりをまったく感じず、全国のニュースも東京都知事選の方が話題になっていますね。自民が割れようがどうしようが、勝てそうな候補が野党側に見あたらないのがなかなか絶望的なところです。

参院選もなんだかんだで「改憲勢力『3分の2』勢い」(7月5日付産経新聞)など、それなりにニュースにはなっています。民進、共産、社民、生活が組んだ野党統一候補も注目です。ただ、思った以上に野党統一はふるっていないご様子。結果はふたを開けて見ねば何とも言えないんですけどね。これは、本当に。ふたをあけて予想外のことがあるから、選挙は面白い。

さて、国政選挙は面白かろうが面白くなかろうが報道機関としては力の入れどころです。民主主義の根幹でもあります。
各社が速報にしのぎをけずり、超接戦の選挙では、1分、2分他社より当確が早かったといって会社から賞が出たりします(マジ)。

速報のためにもっとも信頼性のある、根拠となる数字が「出口調査」です。みなさんが投票に行ったときも、たまに出口のところで声をかけられ、アンケートに答えたことがるのではないでしょうか。あれが出口調査です。

たいていの新聞社、テレビ局はアルバイトが調査をしています。(ごくまれに記者本人が調査していることもあります)
記者や経験あるアルバイトと、初めての学生バイトで全く精度が変わります。デキる人は全く躊躇無し。後ろに他社が控えていることにも大して気遣い無し。とにかく自分たちが取れるだけ取りまくる。クリップボードと回答用紙の1セットを3つくらい準備して、1人に答えてもらっている間に通り過ぎようとする別の人にも紙を渡す。断る人に対しては執着しない。1日で大体300から400人分くらいは集めます。

初めての人は、なぜかえり好みをしてしまったり、足早な人を諦めてしまったりするので、サンプル数はどうしても減ります。怖そうな人に限って優しかったりするので、まったく意味ありません(人は見た目によらないのはマジですね)。一日中立ちっぱなしなので、とにかくしんどいです。

そんなこんなでかき集めた調査結果で、選挙の情勢が大体分かります。
A候補(自民系)=公明党推薦=とB候補(野党系)のざっくりとした差が分かるのはもちろんですが、調査用紙には支持政党を選ぶ欄もあるので、「公明支持層100のうち、なぜか野党系のB候補に30が入れている。むむむ、創価学会系がAとうまくいっていないのか?」なんていうことも分かったりします。それで取材すると、実はA候補が街頭演説で「比例は公明!比例は公明!」ということを全く言っておらず、公明党支持者から反感をかっていることの裏が取れたりします(あくまで例えですよ!)。

期日前調査は、動員をかける自民や公明の票が多めに出る傾向にあるので、少し保守系に強く数字が出ることも多い。各社はそのへんの数字をざっくり見ながら、記者の取材でどこそこの企業票はAが固めた、中立系の国会議員がB側についた……などの情報を総合して、「こちらが勝ちそうだな」というのを見極めていきます。

調査に嘘をつく人がいるのも当然ですが、「回答を拒否する人の中に誰に投票した人が多いのか」を推測するのも大事になってきます。たとえば、読売新聞と朝日新聞の調査結果では、それぞれ少し偏りが出ると見た方がいいです。

これは本当に単純化しますが、自民支持者は読売の回答には好意的ですが、朝日から回答を求められても「おまえのところには答えない!」という人が少なくありません。逆もしかりで、革新系支持者は「読売は嫌い」と拒否することも少なくありません。なので、自民支持者がよく答える読売の調査結果と、自民支持者の回答を拾いきれない朝日では、数字にズレが生じます。
読売 A55―B45
朝日 A50―B50
とかになります。なので、他社の情報を何らかの形で入手することも大切な取材です。

このように調査をして、報道機関ごとにミーティングや分析を繰り返し、投開票日当日の出口調査の結果も加味し、「ゼロ当確」が打てるか、打てないかを判断します。ゼロ当確は、投票が終了し、開票が始まった午後8時の段階で「当選確実」と報じることです。よく、「なんで箱が開く前にこんなことが分かるのよ」という批判もありますが、報道機関の責任でやっているので、ほぼ正確です。ただ、本当にごくまれに間違います。間違えたときは、その社をボロクソに批判しても良いと思います。

間違えるととにかく大変なので、よほど大差でないとゼロ当確は打ちません。今回の選挙も午後8時にNHKの開票速報で一斉に何人もゼロ当確になろうかと思いますが、その選挙区は「開票箱をあけて票を確認するまでもない」ほどの大差がついているということになります。ちょっと失礼ですかね。でも、選挙は勝つか負けるか、接戦も大差も関係ないので、接戦で負けようが大差で負けようが負けは同じ負けです。

久々のブログなので、短くまとめる力を失ってしまいました。次回はゼロ当確を打てなかった場合、どのように当確を見極めるか、開票日当日の報道機関の取材、行動について書きたいと思います。


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