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伝えるために必要なこととは?ー堀潤の伝える人になろう講座ー

元NHKアナウンサー堀潤さんの著書を初めて読みました。さすがというか、じつに読みやすかったです。



「小さい主語」の大切さについて繰り返し書かれています。報道人は無意識に身につけることかもしれませんが、すごく大切なことなんだと再確認しました。

たとえば「沖縄は基地反対だ」という言葉。これ、ものすごくクレームが来るんですよね。「俺は反対じゃない」と。当然です。だから基本的には報道でこういう語り方はしない。かといって「沖縄には基地容認派が増えている」。これもおかしい。いずれも事実を示していないんです。というか、ひとくくりにして語れる問題ではないんですよね。下手に全体を語ろうとすると炎上するリスクを高めてしまう。

だから、事実を語ろうとすれば「主語を小さく」せざるを得ないんです

「沖縄の宜野湾市に住むAさんは基地に反対している。こういう理由でだ」「一方、那覇市のBさんは××した経験で基地建設に賛成だ」とか。個人個人の考えは否定をできないですから。これは、新聞記事にも言えますが、ツイッターなどでの発信でも同じことが言えます。

楽しく発信を続け、対話を通して問題を解決する。基本的なことだからこそ、頭に入りやすいし、すぐに試してみたくなります。

現実世界で面と向き合ってできないことは、ネットでもしないほうがいいと思います。


みんなのストライクゾーンってそんなに広くないですよね。伝えたい相手を思って、いかに捕りやすいところにボールを投げてあげられるかというのは大事だと思います(阿部広太郎さん)



これらの言葉も、ほんと勉強になります。心構えとして持っておいて損はないと思いますね。私の中では、この阿部さんのメッセージが全ての情報発信の基本だと考えています。



最後に感動したのは「恵比寿じもと食堂」のエピソード。子ども食堂を作りたい。でも「貧困」のイメージで子どもたちを遠ざけたくない。これは沖縄の子どもの貧困を語る際にもよく出てくる問題なんです。貧しい子どもだけを対象にすると、どうしても集まる子どもたちは「貧困」とカテゴライズされてしまう。いじめの原因にもなりますし、近寄りがたくなってしまう。

そこでコピーライターの阿部広太郎さんが「恵比寿じもと食堂」という名前を付け、実際に誰でも安く食事を食べられるようにした。そして地域のみんなが心を開き、参加するきっかけになった。名前一つ、伝え方一つで受け止め方が変わり、社会貢献の仕方が広がる。お見それしました。参りました。このエピソードは、恵比寿新聞の高橋ケンジ編集長とコピーライターの阿部さん、堀さんのトークの中で紹介されています。

どうせ発信するならいろんな人に反応してもらえたほうが嬉しいし、やる気が出ますよね。そういう意味では、プロの記者もコピーライター的なセンスを磨かなくちゃいけない時代かもしれません。発信して終わり、ではつまらないですし。

発信は楽しくしてなんぼ。楽しむためには、それなりの心構えと身につける技術があると改めて初心に帰らせていただきました。
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