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生物多様性なるもの

岩波新書『生物多様性とは何か』を読みました。

生物多様性とは何か (岩波新書)生物多様性とは何か (岩波新書)
(2010/06/19)
井田 徹治

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昨年くらいからよーく聞く言葉ですね、「生物多様性」。

なにやら環境問題の話なんやろーと思いつつ、よく知らないままでした。

読んでみたら、なにやら奥深い!そして知らないこと盛りだくさん!

新たに知った言葉、個人的に関心を持った話など列挙!!


インドのケオラデオ国立公園でベンガルハゲワシ絶滅。ハゲワシは動物の死肉を食べる「廃棄物処理業」担当者。彼らがいなくなることで、死肉は野犬やネズミのエサになる。そして、野犬やネズミが増殖。スタンフォード大の研究チームは、ハゲワシの減少と狂犬病の流行の関連性を指摘しているそうです。

昨年夏にインド旅行したのですが、確かに野犬はやばかった。夜中に目を光らせて、片足引きずりながらふらつく姿には恐れおののきました。タクシーに猛スピードで体当たりされたり。やつらが増えているとなると、冗談じゃすまない話です。まあ、犬より牛の方がたくさんいましたけどね。



②ハーバード大、エドワード・ウィルソンの主張。単なる経済的利益を超えた「自然保護の倫理」を人類は獲得する必要がある。

これがどうにも無理なようなので、出てきたのが環境問題でいう「排出権取引」とかでしょうか。もう良心ばかりに頼るのではなく、ビジネスを利用して環境保護にすすもうという現実主義?
短期的な利害から、長期的な生態系サービスに目を向けさせるには、ビジネスがからんでいないと無理なのかな。



生物多様性と「貧困」の関連性
途上国の人々は森林やサンゴ礁、マングローブなどの自然に生活を依存している。しかし、同時にそこに住む希少な生物や植物、木材が多額のビジネスにつながりえる。希少な動物を狩り、ペットとして先進国へ。木材を先進国へ。そういう短期的な儲けのために乱獲を続けていると、最終的に食料として依存していた生物や植物が朽ち、自分たちの生態系を脅かされていき、さらに貧しい生活へと陥っていく。

背景にちゃっかり先進国がいるところがポイントかと。



④人の手が入ることで成り立ってきた自然=「里山」「里地」
人が水田を作ることで、繁栄する生物もいる。
人の手が加わることで維持されてきた生命とやらも相当あるようです。



生物多様性オフセット
工事などによって破壊されるものと同等の森林再生を周辺で行うこと。
温暖化問題などでは「カーボンオフセット」っていうのがありますよね。
個人的には、ある1カ所で破壊した環境を、別の場所で取り戻すっていうのは何とも人間の自己中心的な、自己満足的な営みだなと思いますが、そうでもしないと際限なく環境が壊されていく状況なのでしょう。



⑥日本のトキ
佐渡で飼育され、野生に帰されたトキって中国産なのですね。日本産はすでに絶滅したとか。
無知であった。


他にも、
REDD
ノーネットロス
バイオパイレシー

なんて単語が出てきて、なかなか勉強になりました。



結局、環境破壊って、自分たちに直接というよりは将来世代への負債として残ると思うんです。
だからこそ、自分も含めて無感覚・無意識に環境破壊行動をしてしまう人も多い。
本来子どもであったり孫がいると、将来世代への心配ってしてしまうものだと思うんですよね。
今の世の中、少子化と言われて久しい。
子どもがいなくなると将来の人類のことを心配してもしょうがないという感覚に強く支配されると思います。
まあ、究極的にいえば子どもがいても同じなんですが。
「少子化」と「環境への無関心」て関連してるんじゃないかなぁ、なんて。

あと、古びた言葉ですが、「格差」ですかね。貧しい人は自分の生活で手いっぱいだし、富裕層は自然に触れる機会って少ないのでは。中流が多いことって環境を保護する意識を育てる気がしてます。

ものすごく感覚的な仮説(というか予想?妄想?)をたてたところで、終わりにします。


それでは。
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